中島イシレリ選手プロフィール

 

30歳。ラグビーワールドカップ2019日本大会の代表選手として日本中を熱狂させた。現在ラグビートップリーグ神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属し活躍中。「yeaboii ヤーボイ」いうイシレリ選手の独自の合言葉が日本を元気付ける元気ワードとして大ブームになっている。
 
大人気！イシレリ選手のinstagram ↓ 
https://www.instagram.com/nakajima_isileli
 
　

　
スーパーダディアワード選出理由

 

2012年に千葉の居酒屋で出会った理恵子さんと結婚。現在３才の男の子と０才の男の子の2児の父。妻の理恵子さんは10店舗の飲食店の統括マネージャーを務める。言わば夫婦共働きのイシレリ夫婦。「夫婦共働きはリスペクトと思いやりが秘訣です」と話します。また、イシレリ選手は子どもといるとき、必ず一緒にお風呂に入り1時間くらい遊んでしまうとのこと。まさにスーパーダディ。子育てのモットーは「"enjoy" " positive" "love"」。このイシレリ選手の奥様に対する姿勢と子育てのモットーがスーパーダディアワードにふさわしいとSDAメンバーが厳選審査の上、選出しました。

　

 
 
――イシレリ選手、色々と家族のことを教えて貰いたいです。ずばり、お聞きします。子育てしてますか？
 
 
してますしてます。できるだけ子育てしてます。単身赴任の神戸から戻って子供のそばにいるときはいつも子育てしてます。
 
 
 
――子育ては楽しいですか？
 
 
当たり前、楽しいじゃないですか。子どもを見ていると、優しい気持ちになる。試合や練習で疲れて帰ってきたときも、子どもの顔を見ると疲れがとれている。
 
 
 
――子どもと一緒にいるときに必ずすることってありますか？
 
 
ありますね。必ず一緒にお風呂入る。それと日本語そこまでできないけど、平仮名は読めるから本読んだり、寝かしつけたり。子どもと一緒にいるだけでチョーなごみます。
 

 
 
 
――子どもができる前とできた後で、ラグビーに対する気持ちに変化はありましたか？
 
変わりましたね。ラグビーやるときも、いつも子どものこと考えるようになった。スクラム組みながら何してるかなぁ、とか。それはウソだけどいつもそういう気持ちでプレーするようになった。子どもが試合を見に来たときは、それだけで何倍も力をもらって頑張っちゃいます。
 
 
 
――ワールドカップのグラウンドではどうでしたか？
 
試合中ベンチでもプレーしながらも子どものこと、思い出した。大変なゲームもあったけど子どもたちの前で最高なプレーをして終わらせたかった。だからファミリーみんなの顔を思い出したり、頑張っているパパを見て喜んでるかなとか考えたりしてた。プレー中に子どものことを思うとケガもしちゃいけないと思うけど、絶対に負けたくないから、プレーをなまけないように、やる。でも、ケガをしちゃいけないという気持ちはありますね。
 
 
 
――子どもにもラグビーしてほしいと思う？
 
いや～むずかしいですね。してほしいというか、子どもが自分で選べばいいと思います。ボクがやりたいことを押し付けたりはしない。子どもがやりたかったら教える。そういうスタンスで子育てをしているよ。
 
 
 
――試合のときって、単身赴任で寂しかったりする？
 
ものすごく寂しいですね。毎日、朝起きたらすぐ思わず奥さんに携帯触って「おはよう」って言う。毎朝している。本当はできるだけ会っていたい。本当は一緒に暮らしたい。
 
 
 
――奥さんがいないのは寂しくないですか？
 
もちろん寂しい。奥さんお仕事で頑張っているし、さみしいからといって、働かないでとか、そばにいてよとか、僕は文句言えない奥さん頑張ってるもん。
  

――イシレリ選手のように夫婦共働きの方は日本にもいっぱいいるんですが、夫婦共働きの家庭に必要なことってなんですか？
 
何よりも「リスペクトと思いやり」　1ヵ月に2～3回帰っている。奥さん、レストランのいっぱいのお店でマネージャーしているから相当疲れてるとおもう。週末に帰ったら、できるだけ奥さんが自由にくつろげるようにする。
 
 
 
――ところで、夫婦喧嘩しますか？
 
めっちゃします。
 
 
 
――仲直りはどうするんですか？
 
ボクからは何も言わない。言い返したりしない。3日くらい話さない...そうすると知らないうちに仲直り。強いこと言われても時間を置く。そしたら忘れる。いろいろ言われるけど、仕事は大変だし、話を聞いてあげて、助けてあげようって思う。後、間違いなく、子ども生まれて、けんかとか少なくなった。子どもの目の前でケンカしたくないから。
 
 
 
――夫婦喧嘩の時心掛けていることは何ですか？
 
何か言われたら、だまる。奥さんに言われても、言い返さないでだまっていたほうがいい。
 
 

 
ハッハッハ 最近それ言った。「話してること、ちゃんと聞いてる？」て言われて...、Yeaboii！って言っちゃった。（笑）。そしたら何かなごんだ気がした。Yeaboii！最強かも。と思っているのはボクだけかも。
 
 
 
――奥さんがお仕事しているとき、お互い気を付けていることは？たとえば、スケジュールを共有するとかありますか？
 
あー（笑）。あるけど、ほぼできてない。なかなかスケジュールを知らせられなくて奥さんに怒られたり。だから、なるべく（スケジュールを）見てる。でも、違うときもある。
 
 
 
――長期の休みがあったら、家族で行きたいところは？
 
旅行いきたい。ハワイとか。俺はいつでも長く休みとれるから、奥さんの仕事が休みとれればいつでもついて行く。
 
 
 
――クリスマスは何する？
 
自宅に帰るけど、奥さんは普通に仕事してるから。その代わりに、1月2日に誕生日だから、そこでプレゼントをあげる。
 
 
 
――子どもにはクリスマスプレゼントはするんですか？
 
クリスマスプレゼントは奥さんがやってる。前は僕からもやってたけど、前にあげたときに奥さんに「ダサいよ～」「何これ～」って言われた。だから、任せてる。
 
 
 
――家族のなかで合言葉ってある？
 
Yeaboii！は、うちの３歳の子も言ってる。上の子は3歳になる。下の子は6ヵ月。この前、Yeaboii！って言ってて、めっちゃびっくりした。えっ イヤボイ言えるの？って......奥さんに聞いたら、毎日言ってるよって教えてくれた。
 
 
 
――ワールドカップの後、家に帰って、家族に会ったときどうでした？
 
一人ひとりハグした。奥さんも泣いてたし。よく頑張ったねって。奥さんと子どもたちとお祝いしました。
 
 
 
――最後になりますが、奥さんをラグビーのポジションに添えるとしたらどのポジションですか？
 
そうだね。間違いなく、監督かな。ヘッドコーチ。そこしかない！
 
 
 

　
最後にSDA代表理事、高橋一晃氏とイシレリ選手がガッチリと握手をしてインタビューは終了しました。
　
 
インタビュー：
和泉誠（SDA関西支部長）
 
写真：
蓮見徹（Toru Hasumi）
 
 
 

NPO法人スーパーダディ協会とは

　
パパが子育てに積極的に参加することを提案するパパによるパパのための集まり。  
仕事に全力投球しつつ、仕事以外の限られた時間の中でいかに効果的に、いかに密度濃く育児や家族との時間をつくっていくかをメンバーで考え実行していきます。
SDAの活動を通して子育てに情熱を燃やすパパが増えたら、ママにも子育てだけでないプラスの人生を歩むきっかけを提供できるはず。SDAには画一的な父親像はなく、まったくバラバラの個性的なメンバーたちが日々活発に意見交換をしています。
2019年末にパパたちの本音を研究する『スーパーダディ総研』を発足。父親たちの思いを調査・研究する活動を開始しました。今後の活動にぜひご注目ください！
　
　
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